Akimbo

勉強へのリハビリや日々の雑記

あるROM専のひとり言

ここ数ヶ月ほど、小説投稿サイトにハマっている。有名なのかそうでないのかよく分からない「小説家になろう」である。
元々、「お話」を読んだり見たりするのが好きだった。その為、色んな「読み物」を少しずつ囓ってきたように思う。取り分け、「二次創作」的な、テンプレートのある枠組は没頭しやすかった。
二次創作しかり、やる夫系しかり、人狼リプレイしかり、クトゥルフTRPGリプレイ動画しかり。一般書籍に関して言えばミステリーだろうか。
物語構造的にテンプレートがありつつ、その枠組内で驚かせてくれる「物語」が好きなのだと思う。
しかし、ラノベや「なろう」界隈に関して言えばど素人である。(勿論、上記の界隈も、広く浅くがモットーなので素人に毛が生えた程度ではあるのだが)
ど素人の私のラノベ経験は中高生の頃でほぼ止まっている。
キノの旅、死神のバラッド、スニーカー時代のされ竜など、なんというか完全に趣味と年齢が露呈しているがそんなもので、近年これらにダンタリアンの書架が入り、少しだけ経験値を積んだように感じる。一応他にも読んではいたが、今でも本棚に並んでいるのは上記4作品のみだ。もしかしたら他にもあるかもしれないが。
そんな状況の中何故「なろう」に手を出そうと思ったのか、きっかけは覚えていない。
厳密に言えばとあるアプリがきっかけではある。「ラノベル」というアプリだ。
数ヶ月前、電子書籍方式で小説を読むことにハマり、新たな「読み物」に出会うためのプラットホームを探していた。そこで見つけたのが「ラノベル」である。このアプリが、使い方さえ分かれば非常に便利なアプリで、ほぼこれを使用して読んでいる。
しかし、私は「なろう」に対して苦手意識を持っていた、はずなのだ。
二次創作が好きな縁で、なろうではない別の投稿サイトは閲覧していたのだが、とあるROM専ジャンルでチートやメアリースーが横行したのである。特に被害に遭っていたのが私も結構好きなキャラクターだったので、そのジャンルを見なくなったほどだった。結果、チート、俺TUEEE、メアリースー、転生、オリキャラなどに少々敏感になり、なろうのことは詳しく知らなかったが、それらの要素があると風の噂で聞いて「私には縁のない世界だな」と思っていた。
そのような考えだったのに、何故ラノベルを使用し、読んだのかは本当に覚えていない。恐らく気まぐれとお試しだったのだろう。
今ではすっかり、なろうにハマってしまっている。
かなり失礼な言い方になってしまうが、ラノベやなろうは、ジャンクフードのようなものだと私は思う。大っぴらに好きだと公言するのが少し恥ずかしく、食べても健康にそんなには良くない。でもおいしいしやめられない。
それらが我慢ならない方がいるのもわかる。携帯小説山田悠介と並んで馬鹿にされやすい存在だと思っている。
それでも私はこまけぇこたぁいいんだよ、と思いながらなろうを読んでいる。
おいしいものはおいしいのだから、仕方がないのだ。

そのような訳で、私はなろう小説を読みあさっているわけだが、ひとつ気になることがある。もしかしたらどこかで言及されているかもしれないが、探しても見つからなかったので、これは次の記事に纏めたいと思う。